北海道鮨組合とは
わたしたちの日常生活に欠かすことの出来ない飲食店・理美容室・公衆浴場・クリーニング店・ホテル旅館・映画館などの業種は、厚生労働省が所管する法律により、生活衛生関係営業(生衛業)と呼ばれています。いずれも保健所の許可または保健所への届出が必要な業種です。 生衛業の経営の健全化、衛生水準の維持向上、営業者の生活の向上と地域発展のために、同業の仲間が集まり、知事の認可を受けて組織したのが生活衛生同業組合です。 北海道には18の生衛業のうち13業種の組合があり、公益財団法人北海道生活衛生営業指導センター(札幌市中央区)が運営サポートを行っています。 北海道鮨商生活衛生同業組合の前身は、発足してすぐに戦争によって一時解散することになった札幌鮨専門店会(1940年発足)、北海道寿司業連合会(1941年発足)。その後、組織を立て直しながら地域ごとに地道な活動を続け、1962年に北海道鮨商環境衛生同業組合(2001年に北海道鮨商生活衛生同業組合と名称変更)は誕生しました。 北海道鮨商生活衛生同業組合(以下、北海道鮨組合)は、厚生労働省より認可されている法人団体全国すし商生活衛生同業組合連合会(東京都中央区)の傘下組合です。
青年部設立へ
北海道のすし業界の新しい時代を築いていくためには新しい視点・発想が必要だと考え、2016年春から準備をスタートして9月に準備委員会を開催。11月に組合加盟店の後継者・職人で構成する青年部を発足。今井努氏(金寿司・札幌市)が初代部長、斉藤明氏(すし屋のさい藤・札幌市)が初代副部長を務めました。以来、全道で活躍する合計10名の役員が中心となって活動を進めています。
技術向上
テーマに基づいて技術発表会を開催しています。「令和の蝦夷前寿し」のメニュー開発の他、「秋鮭飯寿司」「さめがれいの切り込み」など北海道各地に伝わる郷土料理の作り方なども共有しています。また、小中学生対象の「蝦夷前ちらし講習会」、成人対象の「蝦夷前すし講習会」、若手職人を育成する「寺子屋事業」にも取り組んでいます。
すしの日PRポスター
1962年に「すしの日」が制定され、北海道では1980年から全道統一のイベントとなりました。旬の食材、季節の彩りを集めたこだわりのすしで美しく構成したPRポスターの制作を青年部に移行。担当者がコンセプト・作品・構成を考え、デザイナーやカメラマンと制作を進めていきます。2016年のポスターの制作を担当した初代部長の今井努氏(金寿司・札幌市)は、コハダ、アナゴ、ヅケに代表される「握りの技」で野趣あふれる北海道の魚介の旨みを最大限に引き出し、旨味がピークに達した瞬間に提供する。これが蝦夷前の真髄だという主張を、「私たち北海道の鮨職人も、江戸時代から続く伝統の延長線上に立っています」というメッセージとともに存分にポスターに込めました。また、ポスターに掲載したQRコードを読み取りホームページに誘導。すしの日の由来、すしの日キャンペーンについての情報も紹介しました。
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